【ストレス社会】世界の性生活ランキングで日本が最下位だった理由を考えてみた

医療コラム

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性交渉回数ランキングが世界最下位の日本、どうしてこのような結果になってしまうのかを医師の竹森が解説します。

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〇デュレックス セクシャルウェルビーイングサーベイ(Durex Sexual Wellbeing Survey)

世界的なコンドームメーカー「デュレックス」(Durex)が実施した国際的な調査で、人々の性に関する意識、行動、満足度、健康などを幅広く分析するための調査プロジェクトです。

〇調査の目的

性的な健康(セクシャルウェルビーイング)を向上させるために、人々がどのような性生活を送っているのか、性行為に対する意識や満足度、問題点などを明らかにすることを目的としています。

〇2007年の結果について

2007年の調査では、性生活の頻度や満足度に関するランキングが発表され、日本は性交渉の頻度で最下位とされたことで注目を集めました。

この結果は、日本における性行為の頻度が他国と比べて低いことを示しており、さまざまな社会的・文化的な要因が影響していると議論されました。

・文化的要因

日本では性について話し合うことがタブー視されがちであり、ストレスや性生活の問題をパートナーと共有する機会が少ない。

性教育が十分でなく、性に対する正しい知識や意識が不足している場合もある。

・社会的要因

長時間労働や過労死に象徴される働き方の問題。

少子化や経済的プレッシャーが、性的な関係に対する心理的余裕を奪っている。

・技術の進歩

スマートフォンやインターネットの普及により、パートナーとの時間が減少し、コミュニケーションや親密な関係が疎遠になる「デジタル依存」の問題もある。

〇解決に向けた取り組み

・ストレス軽減 働き方改革やメンタルヘルス支援を通じたストレス軽減が必要。

趣味や運動などのリラクゼーションを取り入れることが推奨されている。

・オープンな性教育

性について話しやすい文化を醸成し、問題を共有・解決する意識を持つことが重要。

・夫婦やパートナー間のコミュニケーション

パートナー同士で性生活に関する悩みやストレスを共有することが、性生活の改善につながるとされている。

ストレスが日本人の性生活に与える影響は深刻ですが、適切な対処や意識改革を行うことで改善の余地は十分にあります。

このテーマは少子化や幸福度向上にも関連しており、社会全体で取り組むべき課題といえます。

この記事は当院の医師が監修しています

理事長/院長:竹森 健(医師・医学博士)

理事長/院長:竹森 健(医師・医学博士)

2001年に日本医科大学を卒業後、2008年には同大学院の疼痛制御麻酔科学を修了。2010年に渋谷三丁目クリニックを開設し、現在も現役の心臓麻酔科医として心臓手術を担当しています。麻酔科専門医としての豊富な経験と、高度な医療技術を駆使した治療を提供し、患者様の安全を第一に考えた医療を提供しています。

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