2025年5月、「ミュゼプラチナム」が破産申立てを受けたというニュースが話題になりました。
「脱毛で通っていたけど大丈夫?」「名前が似ている“どこでもミュゼ”も危ないの?」
と心配されている方も多いようです。
今回は、医療脱毛を専門とする立場から、報道の内容や会社の仕組みについて、高校生でも分かるように解説します。
ニュースで話題になったのは、「ミュゼプラチナム」の旧運営会社であるMPH株式会社に対する破産申立てです。
この会社はすでに店舗運営からは離れており、2025年3月に商標などの権利を別会社に譲っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2159117c7efee565b9e91491887b01efc4e03ecd
一方で、現在も営業している「どこでもミュゼ」は別法人であり、フランチャイズ形式で全国に店舗を展開しています。
そのため、今もミュゼの名前で脱毛サービスを受けることは可能です。
今回のように、負債を旧会社に残し、事業だけを新会社に引き継ぐやり方は、他の業界でもよく見られます。見た目は同じ店舗やサービスでも、運営している会社が変わっていることがあります。
このケースでは、旧会社(MPH)が抱えていた返金トラブルや給料未払いの責任は、新しい「どこでもミュゼ」には直接関係ありません。
つまり「サービスは続いているけど、昔の問題は別の会社が対応する」ということです。
脱毛やエステのように前払いがあるサービスでは、契約する会社の名前をよく確認することが大切です。次の3つをチェックしましょう:
これらを確認することで、返金やトラブル時の対応がスムーズになります。
今回のミュゼ破産報道は、会社の中の経営体制の変化に関するもので、すべての店舗が閉店するという話ではありません。
しかし、同じブランド名でも中身が違う会社が運営している場合があるため、利用者としては注意が必要です。
後編では、「逃げない」と話す旧社長の対応や、医療脱毛との違いについても詳しくご紹介します。