全身麻酔脱毛に副作用はある?リスクと対策を知って安心を

医療コラム

全身麻酔って、脱毛に使っても本当に安全なの?

「全身麻酔で脱毛できる」と聞くと、
「でも、麻酔って副作用があるんじゃないの?」
「ちょっとやりすぎでは?」と不安を感じる方もいるでしょう。

確かに、全身麻酔にはリスクがあります。
しかしそれは、正しい医療管理と適切な対策によって、十分に低減することが可能です。

本記事では、全身麻酔脱毛における副作用の具体例と、それに対する医学的な対策を、麻酔科専門医の立場からわかりやすく解説します。


まず、全身麻酔脱毛とはどんなもの?

全身麻酔脱毛は、静脈麻酔薬や揮発性吸入麻酔薬(ガス麻酔)で患者を眠らせている間に、医療レーザー脱毛を行う方法です。

完全に意識がないため、痛み・音・においといった不快感を一切感じることなく、施術が終了します。
手術室レベルの麻酔管理体制が整っている医療機関でのみ行われる、高度な脱毛施術です。


全身麻酔には副作用がある?よくある3つの症状とは


①シバリング(震え)

説明
麻酔から覚めた直後に起きる体の震え。体温調節中枢が一時的に乱れることで発生します。
ほとんどの場合、命に関わるものではありませんが、不快感を覚える人もいます。

対策

  • 術中の保温マットや加温ブランケットの使用
  • 麻酔終了後の体温モニタリングと薬物投与(ペチジンなど)

② 吐き気・嘔吐

説明
麻酔薬の影響や術後の体調変化によって一時的に気分が悪くなることがあります。

対策

  • 麻酔薬の種類と量を事前に調整
  • 制吐薬の予防投与(デキサメタゾン、5-HT3拮抗薬)
  • 術後の安静時間の確保と水分摂取の管理

 ③誤嚥(ごえん)

説明
胃の中の内容物が意識のない状態で気道に流れ込むことで起こります。
絶飲食を守らず麻酔に入った場合、誤嚥性肺炎など重大な合併症につながる恐れがあります。

対策

  • 麻酔前の絶飲食(6時間以上の空腹)の徹底
  • 呼吸管理(マスク・気道確保)の熟練した操作
  • 横向き体位などリスク回避体位の選択
  • 必要であれば速やかに気道確保デバイスを使用

渋谷三丁目クリニックではどう対応しているのか?

✅ 麻酔科専門医が常駐し、全身麻酔を一貫管理

当院では、日本麻酔学会認定の麻酔科専門医が施術前・中・後すべての工程を管理しています。
担当医は、これまでに10,000件以上の麻酔経験をもち、心臓手術麻酔などハイリスク手術も現役で担当している、全身麻酔のスペシャリストです。


✅ 安全モニタリングは医療ガイドラインに準拠

  • 心電図
  • 血中酸素飽和度(SpO₂)
  • 呼気中二酸化炭素(EtCO₂)
  • 血圧・脈拍数

これらを日本麻酔科学会の安全指針に準じて常時監視し、副作用が発生しないよう万全の体制で施術を行います。


✅ 個別リスク評価+最適な麻酔設計

  • 患者の既往歴・体質・不安レベルを事前に評価
  • 麻酔方法の調整(投与量・薬剤の種類)
  • 術後の経過観察と必要に応じた追加ケアも徹底

まとめ|副作用は「起きる」ではなく「起こさせない」医療で対応可能

全身麻酔には確かに副作用のリスクがあります。
しかし、それは「麻酔が危ない」ということではなく、リスクがあるからこそ、適切な知識と体制が必要という意味です。

渋谷三丁目クリニックでは、麻酔の専門医が常駐し、術前から術後まで一貫した安全管理を行っています。
不安を感じる方も、まずは無料カウンセリングで疑問やリスクを相談してみてください。


▶ 無料カウンセリングを予約する https://reservation.medical-force.com/c/054e2d0c681c40ff916710d4aff92848

▶ 渋谷三丁目クリニックの麻酔体制を見る https://youtu.be/YyobjispWd4
▶ よくある質問(FAQ)をチェック https://shibuya3rd-block-clinic.com/menu/datsumou/zenshinmasui/

【監修】

竹森 健 医師(麻酔科専門医)
渋谷三丁目クリニック 院長
日本麻酔科学会認定 麻酔科専門医
1万件を超える麻酔管理経験をもとに、安全で快適な医療脱毛を提供しています。