全身麻酔脱毛はリスクが高い?安全性のポイントを医師が解説

医療コラム

「全身麻酔で脱毛する」と聞いて驚く方も多いのではないでしょうか?
美容目的の脱毛であっても、安全な全身麻酔を活用することで、痛みやストレスから完全に解放された施術を実現することができます。
とはいえ、「麻酔=怖い」「リスクが高いのでは?」という不安を持つ方も少なくありません。
今回は、全身麻酔脱毛の安全性について、麻酔科専門医の視点からわかりやすく解説します。

「全身麻酔=危険」というイメージの背景

全身麻酔と聞くと、手術や救命医療のイメージから「命にかかわる処置では?」と感じる方もいるかもしれません。
実際、過去には美容麻酔に関する事故もあり、その印象が根強く残っているのも事実ですが、その大半は麻酔科医ではない美容外科医などによる麻酔であると言われています。
近年では、普通の美容外科クリニックでは全身麻酔は麻酔科医に依頼することが基本であり、麻酔技術やモニター機器の進化、麻酔科医の専門的な管理によって、美容医療に限らず日帰り麻酔は非常に安全な医療行為となっています。

全身麻酔脱毛における主なリスクとその対策

全身麻酔にリスクがまったくないわけではありませんが、麻酔科医が適切に管理することで、そのリスクは極めて小さく抑えることが可能です。

以下に代表的なリスクと対策を紹介します

・呼吸抑制:麻酔薬によって呼吸が弱くなることがありますが、酸素投与・気道確保・モニタリングにより安全に管理。
・循環変動:血圧や心拍の変化に対しては点滴管理と迅速な昇圧・降圧薬剤対応。
・術後の吐き気やふらつき・寒気:予防薬を併用し、麻酔からの回復をモニター管理。

渋谷三丁目クリニックの安全対策

渋谷三丁目クリニックでは、麻酔の専門医が診察・麻酔・回復まで一貫して対応します。
理事長自身が1万件以上の麻酔経験を持ち、現在でも心臓血管外科手術の麻酔を多数おこなうエキスパートです。全身麻酔による脱毛も年間300件以上の実績があり、当院は日本における全身麻酔脱毛のハイボリュームセンターに相当すると考えます。
安全性を最優先に考え、手術室レベルのモニタリング機器、緊急対応設備(AED、酸素、点滴等)を常備。
麻酔薬も、回復の早い薬剤を厳選して使用しています。

どんな人に向いていない?全身麻酔脱毛の注意点

全身麻酔脱毛は誰にでも適しているわけではありません。
以下のような方は医師との相談が必要です

・重度の心疾患や呼吸器疾患をお持ちの方
・睡眠時無呼吸症候群の方
・妊娠中・授乳中の方
・過去に麻酔で重篤な副作用が出たことがある方
これらに該当する場合でも、診察によって可否を判断しますので、まずはご相談ください。

まとめ

「全身麻酔は怖い」というイメージは、今や過去のものになりつつあります。
麻酔科医による安全管理のもとで行えば、全身麻酔脱毛は非常に快適かつ安全な施術方法です。
痛みに敏感な方や、これまで脱毛に踏み切れなかった方こそ、全身麻酔脱毛を選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?
渋谷三丁目クリニックでは、安全と快適性を両立させた医療脱毛を提供しています。

この記事は当院の医師が監修しています。


気になる症状やご相談があれば、お気軽にご相談ください。
竹森 健 医師(麻酔科専門医)
渋谷三丁目クリニック 院長
日本麻酔科学会認定 麻酔科専門医
1万件を超える麻酔管理経験をもとに、安全で快適な医療脱毛を提供しています。

『痛みに弱い麻酔科医が提案する脱毛の新基準』Kindle版

当記事の監修者

理事長/院長:竹森 健(医師・医学博士)

理事長/院長:竹森 健(医師・医学博士)

2001年に日本医科大学を卒業後、2008年には同大学院の疼痛制御麻酔科学を修了。2010年に渋谷三丁目クリニックを開設し、現在も現役の心臓麻酔科医として心臓手術を担当しています。麻酔科専門医としての豊富な経験と、高度な医療技術を駆使した治療を提供し、患者様の安全を第一に考えた医療を提供しています。