男性にも介護脱毛って必要?メリット・デメリットと費用

医療コラム

超高齢化の現代では介護する場面に向き合う機会が増えています。

自分が介護をされるときに備えて「もっと介護しやすいように自分のアンダーヘアを整えておきたい」という女性の意識が高まり、脱毛ニーズにも変化が起こってきました。

今回は介護脱毛をする必要性やメリット・デメリット、脱毛を始める時期や費用についても解説します。

男性も介護脱毛について少し考えてみましょう。

介護脱毛とは

自分が将来的に介護されるときのために、医療脱毛でアンダーヘアの脱毛をしておくことです。介護脱毛の施術は、いわゆるVIO脱毛と同じ範囲を施術します。

これまでは女性からのニーズが多かった施術ですが、男性でもアンダーヘアを整える人が増えてきていて介護脱毛への興味・関心も広がっています。

介護脱毛で施術する範囲

V:ビキニラインの範囲

I:性器まわり

O:肛門まわり

介護脱毛は医療脱毛だからできる

「介護脱毛したいけど恥ずかしい」という理由で、アンダーヘアを自分で脱毛しようと試みる方がいます。

しかし、VIOを自己処理するのは難しく、細かい作業でケガをする可能性も……。

自己処理では当然すぐに毛が再生してきます。年をとると多少は毛が生えるスピードが遅くなりますが、定期的な自己処理は必要です。

脱毛サロンでも介護脱毛はしてもらえてますが、完了するまでには何十回と通わなければなりません。

さらに、サロン脱毛も完了後は再びムダ毛が生えてくるため、脱毛完了後も定期的に通わなければならず、介護される状態で脱毛施術に通うのは非現実的です。

クリニックの介護脱毛でメンテナンス不要のVIO脱毛をする意味はとても大きいでしょう。

介護脱毛のメリット

介護脱毛は介護をする人・される人の両方に大きなメリットがあります。

自分で自分のケアがしやすい

介護されるというのは、自分で体を動かしにくい状態になっていることが予想されます。

アンダーヘアを綺麗に脱毛していると、自分で排せつ後の拭き取りをするのが簡単です。

排せつの処理を誰かにしてもらうことは恥ずかしいと感じやすく「自分で自分のことができるんだ」という明るく生きるための自信にもつながります。

肌トラブルが起こりにくい

アンダーヘアが多いと汗や排泄物が付着し、おむつかぶれや肌荒れなどを起こしやすくなります。

毛がないだけで肌を清潔に維持でき、ゴシゴシ洗浄することもないため肌を傷つける心配もありません。

もし塗り治療が必要な肌トラブルが起きた場合でも、薬を塗りやすく衛生的な環境を整えられ早く治せるでしょう。

介護者の精神的な負担軽減

介護する側には臭いや汚れに対する精神的な負担もあります。

陰部がムレると雑菌が繁殖し、独特な臭いが強くなります。

衛生的な状態をキープできると臭いや汚れが付きにくく、介助者が拭き取りや洗浄をする際にも気持ちが楽でしょう。

おむつ交換など介助が楽になる

おむつを履くようになると毛と汚れがからまることがあり、洗浄するのが大変で時間もかかります。

介助する側・される側どちらにとっても排せつに関わる介助は早く終わらせたいはずです。

トイレの後に陰部を拭く・洗うのが簡単だと、介助にかかる時間が短くなって心と身体の負担を減らせます。

介護脱毛のデメリットと対処法

メリットが多い介護脱毛ですが、施術の際には痛みや恥ずかしさなどのデメリットもあります。対処法も合わせて紹介します。

痛みや肌荒れ

脱毛施術にはレーザーを照射します。デリケートゾーンは痛みを感じやすく、ダメージにも弱いパーツです。

脱毛施術を受けるときに麻酔を処置してもらうと痛みを和らげることができます。

肌トラブルが起こりにくい出力調整やアフターケアがあるとはいえ、デリケートな部位なので赤みや刺激感などを回避できないこともあります。

医師による的確な処置が受けられると悪化しにくいので、気になることはその場で相談しましょう。

恥ずかしい

介護脱毛は性器や肛門周囲の脱毛です。

恥ずかしくて人に見られたくないという方は多く、施術中はタオルで少しずつ必要最小限の部位を出すようにして配慮します。

照射の際には照射もれのないように皮膚を伸ばすため、どうしても身体に触れることもあります。VIO施術には男性が施術を担当することが多く、希望もだせます。もしも勃起してしまっても気にせず意識をそらしましょう。

脱毛でツルツルにするのが抵抗ある方は、Vは整えるだけにしてIラインとOラインだけ綺麗に脱毛することもできます。

介護脱毛にかかる費用の相場

使用機器によっても異なりますが、クリニックで介護脱毛すると1回に3万円程度かかります。

医療脱毛は1回の施術ですべての毛の10~20%程度を脱毛できるため、たいてい5回程度でムダ毛が気にならない状態になれます。

5回のコース価格だと、だいたい10~15万円くらいのことが多いようです。

また、脱毛前にシェービングをしてもらうと追加費用が発生する場合もあります。

渋谷三丁目クリニックでは剃毛可能なV部分はご自身での剃毛をお願いしていますが、IO部

分に関してはできる範囲で無理をしないようにお伝えしています。

無理して剃毛をおこなうと傷がついてしまったりすることがあり、脱毛できなくなってしまう場合があります。

脱毛回数やオプションの内容などを十分確認して合計の料金を計算しましょう。

介護脱毛するなら白髪が出てくる前に

医療レーザー脱毛は白髪へは効果を期待できません。

「介護なんてまだ先だ」と思っているうちに、アンダーヘアに白髪が増えてしまうと脱毛がうまくできなくなってしまいます。

頭部の白髪が出てきたらアンダーヘアにも白髪がでてくるようになるため、老後の生活へのメリットを感じるなら、白髪がでる前に介護脱毛を始めてみましょう。

渋谷三丁目クリニックは痛みに配慮した脱毛施術が得意です。

将来イメージするライフスタイルのご要望を聞きながら、ツルツルも減毛もデザイン脱毛もお選びいただけます。

丁寧にカウンセリングを行い、施術も完全個室。照射は男性スタッフが行い、お声がけしながら無理のない範囲で施術にあたります。

24時間無料カウンセリングをしていますので、お気軽にお問い合わせください。

監修医師

この記事は当院の医師が監修しています

理事長/院長:竹森 健(医師・医学博士)

理事長/院長:竹森 健(医師・医学博士)

2001年に日本医科大学を卒業後、2008年には同大学院の疼痛制御麻酔科学を修了。2010年に渋谷三丁目クリニックを開設し、現在も現役の心臓麻酔科医として心臓手術を担当しています。麻酔科専門医としての豊富な経験と、高度な医療技術を駆使した治療を提供し、患者様の安全を第一に考えた医療を提供しています。

監修医師 竹森健の著書紹介

痛みに弱い麻酔科医が提案する脱毛の新基準

痛みに弱い麻酔科医が提案する脱毛の新基準: 全身麻酔で叶える快適で安全な美肌体験

美容医療の進化とともに、多くの人々が自分の理想の美しさを追求する時代。医療脱毛はその中心にありながら、「痛み」という大きな課題を抱えています。本書は、痛みを克服し、安全かつ快適に脱毛を実現する新たな選択肢として、全身麻酔の可能性を詳しく解説します。

著者は、1万件以上の麻酔経験を持つ麻酔科専門医であり、患者一人ひとりの安全を最優先にした治療を追求してきました。全身麻酔脱毛の効果、具体的な施術プロセス、安全性、さらには実際の症例まで、あらゆる視点からその魅力を伝えます。

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